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2008年、このブログは始まりを向かえた………!
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小説を書く&読む事
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平々凡々な高校生。
毎日不良に絡まれたりとか誰かに追っかけられたりしてます。
小説大好き人間。本を持ったら徹夜しても読んでしまう変人。気にしてはイケマセン。
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どうも、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします、無碍です。

先日の年越し年末チャットでは皆様有難うございました。いや、非常に楽しかったけどログが開放できないw

ふ、まあ次回こそは主催者の威厳で何とかしますがね!←

と、ここで私信。

ヒソヒソさん、設定まとめるとケータイのメールだと文字制限あるので、パソコンのメルアドできれば下さい。てかそうじゃないと全部送れない(苦笑

あと、気分転換に死閃のスピンオフを書いてみました。いかん、中二過ぎる。

もし興味がわいたらご一読ください。

ではでは


 退魔師何てのは、結局の所、人類の尖兵なのかな、何て思ったりする。
 あ、こちとらそれなりの経験は持ってるぞ? やり始めてから八年。自分でもよく生き残れたと思う。
 死亡率は高いし、四肢を失った大抵の人間は引退しちゃうから、コレ実はとっても競争率が高い。
 ……まあ、ランクがBなんていう微妙な俺には余り関係ないけどな。

 で、何を話してたっけ? ……あー、そうだそうだ、そうだよ、退魔師は人類の尖兵って話だ。ヤバイなぁ、すぐに何を話してたか忘れちまう。若年性健忘症かこれ?
 あ? 話をすぐに忘れるのはいつものこと? うるせぇよ。

 んぁ? いや、今度は流石に忘れてねえ。人類の尖兵だろ?
 まあ、俺の考えなんだけどさ、俺達退魔師は、『協会』からの認定を受けて『魔』を狩るだろう?
 んで、それで報酬もらって、生計立てて、『魔』の個体数を減らしてバランスを取ってる。
 これで人類は万々歳、何も憂うことは無いってぇのが、『協会』のお偉いさんの言い分だろう?
 だけどさ、これって見方を変えて――つまり、人類じゃなくて『魔』とか人外の奴ら方面に変えてみるとさ、はた迷惑も良いトコロだろう?
 実際、何もしてないのに狩られていく奴だって居る。ただそこに元から有るのに、邪魔ってだけで『人類』はあいつらを殺しちまう。
 しかも、基本人類ってのはよわっちいだろ? でもさ、数に物言わせて、つまりは人海戦術だな、それで弱らせて殺しちまう。所謂リンチって奴だ。

 あ? 何でいきなりこんなことを自分に言うのかって?
 いやー、すまんすまん、ちょっとさ、まあ、その、何だ。

 ……実はさ、俺のダチに『魔』の奴が居たんだ。あ、言っとくけど害をなすような奴じゃなかったぞ? 『協会』にも所属してたし、キチンと退魔師認定も受けてた。
 ――でもさ、殺されたんだよ、一昨日。
 噂には聞いてるだろ? ほら、アレだよ、最年少Sランク退魔師の『退魔狂』。アイツだ。
 俺と『協会』内を移動してたんだよ。昼飯たらふく食べて、どこの女の子が可愛いとか、そんな馬鹿話をしててさ。
 睨んだって駄目だ。そういった馬鹿話をするのが俺とあいつの日課だったんだよ。
 だけどさ、アイツが――そう、君が可愛い、で、俺も同意した時にだよ。

 はは、照れてくれてるのか? あんがとよ。アイツも報われるだろうさ。
 アイツが、『皆損してる。美人が多いのに』って言った直後、アイツの首から上がなくなってたんだ。
 はは……情けないことに、俺腰を抜かしちゃってさ、立てなかったんだ。
 そしたらさ、いつの間にか判らないけど、俺の後ろに、俺よりも小さい――170前半ってとこか? それぐらいの、餓鬼が立ってやがってよ。
 そいつが、妙な短剣を血で濡らしてた。ああ、直感だけど断言できる。アイツが『退魔狂』で、アイツが俺のダチを殺したんだと。

 ぶん殴ろうにも、そいつは空間跳躍か何かで、直ぐに居なくなっちまった……。
 何で、俺はアイツを殺せなかったのかって、ついさっきまで自分を責めてたところだよ。

 だけどさ、俺、君の顔を見て、決心したんだ。

 ――これ以上、大切な者を、奪わせやしない、って。
 半魔の君は、下手をするとアイツに殺される。だけど、安心してくれよ。
 俺が、君を守るから。

 だけど、俺には力がない。だから、力を手に入れるんだ。
 ん? ああ、気にしなくたっていい。俺はよわっちくて、実際弱いけど、魔力抵抗だけは高くてね。
 そしていつも怪我をするから、痛みにも強い。だからさ。

 ――きっと、『脱落者』になっても、君のことを忘れたりしない。だから、君を守るよ。

 じゃあ、少しの間だけど、お別れだ。もう直ぐに始めないと、中々『脱落者』にはなれない。
 アイツが来るまでになって置かないと。

 ――……ああ、今更だけど白状するよ。俺は、君のことが大好きだよ……。
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